中小企業庁の統計によれば、後継者不在を主因とした廃業件数は近年増加の一途を辿っています。経営者の高齢化と後継者不在の重なりが、毎年数万社規模で事業を畳ませているのが、私たちが直面している現実です。
特に深刻なのは、これらの廃業の多くが「黒字倒産」であるという事実です。事業として収益性があり、地域経済を支え、雇用を維持してきた会社が、次世代へ引き継ぐ仕組みを持たないがために消えていく。これは個社の問題ではなく、産業構造の根幹に関わる社会課題です。
STERLINGは、自己資金による運営という構造を活かし、こうした事業を新たな経営フェーズへと接続する役割を担います。承継は出口ではなく、次の章の入口です。長期資本と実務的なハンズオン支援の両軸で、価値ある事業の継続と再成長を支える ── これが私たちの考える、社会課題への一つの処方箋です。